東南アジアの不動産投資先として人気な国の一つ、タイ。
日本人がよく訪れる国でもあり、宗教観的にも文化的にも日本に近いところもあり親しみやすい国である。
そんなタイでの不動産投資はこれまでたくさん事例があるが、タイの大きな不動産投資における魅力は以下の3つにまとめることができるだろう。
①居住用であれば、固定資産税、相続税等がかからない
②自己所有が可能(ただし土地は購入不可)
③富裕層と中間所得層の拡大による、住宅需要の増加と売買意欲の高さ
では一つ一つ詳しく見ていこう!
タイでの不動産購入の最大のメリットといえば、タイの住宅は固定資産税が0%で、相続税が存在しないということ。
昨年2015年に相続税がタイで導入されることが決定したものの、控除額は1億バーツ以上で、日本円で3億円以蔵の資産を持たない限り課税の対象とはならない。
1000万円前後のコンドミニアムを買ったとしても相続税の課税の心配はいらないと言える。対象となったとしても税率は5〜10%と日本の税率よりも低い。
また固定資産税に関しても、日本の固定資産税に相当する「土地家屋税」があるが、これまでは課税対象ではなかった個人名義の居住用住居が、今後課税の対象となる予定である。もし承認されれば2017年には施行される。
しかしこの土地家屋税が導入されたとしても、居住用の建物に対しては0.3%であり、これは日本の税率1.4%+0.3%(都市計画税)と比べても、大変低い税率となるため、こちらも大きな支障をきたすことはないであろう。
タイでは自己名義で所有できるのはコンドミニアムのみで、更地や一戸建ての購入は不可となっている。しかし、タイでは日本では見ることない、ホテルのような高級コンドミニアムで住むことも可能で、外国人に大変人気である。
プールやフィットネスを完備したコンドミニアムを1000万円前後で購入できるという割安感と、日本よりもワンランクな生活を送ることができるという点で大変魅力的である。そんなリゾートのような生活を送ることができる上に、嬉しいことにタイの管理費は大変安い。1㎡で30~45B前後(約100~150円)であることが多く、日本と比べて管理費を安く抑えることができる。
タイのコンドミニアムは物件の総分譲面積に対して、外国人49%、タイ人51%の割合で外国人に所有権転移が可能。つまり、51%は現地のタイ人の所有が必要となり、現地人の購買力に依存するという形をとっているものの、だからといって買ったり売ることが難しいというわけではない。
タイでは富裕層と中間層が増加するにつれ、高級コンドミニアムを購入するタイ人が多くいるため、外国人でも購入可能物件がたくさんある。
タイは日本人にとってロングステイ先としても人気。タイでの不動産購入はその割安感とワンランク上の生活という魅力を持ち合わせており、タイが好きな人や投資を考えている人にとって検討の価値がある国であると言える。